K-POP、韓流ドラマ…韓国カルチャーはすっかりお馴染みになってきましたよね。韓国好きで年に何回も渡韓する方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。冷めやらぬ韓国ブームの中、韓国に実際に住んでみたいという人がたくさんいることでしょう。
あなたは韓国に住める資格としてワーキングホリデーがあるのはご存知でしたか?耳慣れないビザの名前ですが、実は申請段階から注意すべきことが結構あるんです。
そこで今回は、筆者の経験も踏まえながら韓国にワーキングホリデーで住む際の注意事項についてご紹介します。
韓国にワーキングホリデーで住もう!経験者に聞く8つの注意事項!
1. まずはワーキングホリデービザについて知ろう!
あなたはワーキングホリデーを聞いたことはありますか?略して「ワーホリ」と呼ばれるこの制度は1980年、日本とオーストラリアで始まりました。
国々が協定を結んでいる国の若者たちに自国(地域)の文化や生活を理解する機会を提供するために、自国(地域)で一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度のことです。
18歳~30歳までの人が申請可能で、1年もしくは2年、渡航先で暮らすことになります。その間に就労、旅行、就学が全てOKなので比較的自由に生活できます。
2. ワーキングホリデービザの取得条件、まずは年齢確認を‼
ワーキングホリデービザは上記にも書いたように取得可能な年齢が決まっています。申請時の年齢が「18歳以上30歳以下」でなければなりません。
以前韓国はワーホリに行く人が少ないから30歳を超えても申請可能…という噂が流れていましたが、それはかなり稀な例で、しっかり申請時に年齢確認をされます。韓国の場合、一人につき1回のみ取得できます。
なお、韓国のビザ事情については以下の記事に 詳しくまとまっていますので、合わせてチェックしておきましょう。
3. ワーキングホリデービザの申請書類について
申請時に必要な書類は以下のものです。
1.ビザ申請書
駐日各韓国総領事館に置いてあります。公式ホームページからダウンロードも可能です。
2.パスポート
残存期間が3ヶ月以上の物が必要です。
3.カラー証明写真 1枚
サイズは35mmx45mmで背景は必ず白、帽子着用が不可で撮影日から6か月以内のものに限ります。この写真は渡韓に外国人登録証明書を申請する際の提出物なので残りは保管しておきましょう。
4.活動計画書
準備が一番大変なものです。下記にて詳しくみていきます。
5.往復長期航空券コピー
EチケットをコピーすればOK。下記にて詳しくみていきます。
6.最終学歴証明書
最終学歴の学校にて直接発行することもできますし、郵送も可能である場合が多いです。卒業した場合は卒業証明書、在学中の場合は在学証明書をもらいます。様式は日本語でも英語でもかまいません。
7.残高証明書
3ヶ月以上滞在できる費用を所持していることを証明するもので、米ドル基準で250ドル(約30万円)以上が自分名義の口座に入っていなければなりません。口座がある銀行(郵便局)にで残高証明書がほしいと伝えれば発行してくれます。英文、和文どちらでも構いませんがビザ申請日から3か月以内に発行されたものでないといけません。
また、万が一自分の口座に30万円以上入っていない場合は家族や友達に一時的にお金を借りて残高を増やすこともできます。
申請が完了したら発給までには1日~1週間ほどかかります。渡韓予定日の最低2週間前までには申請しておきましょう。ワーホリビザを取得後は渡韓予定日まで韓国には行けません。
4. 活動計画書は韓国語で作成するべし!
申請書類の中で一番大変なのが活動計画書。様式は韓国語または英語、フォーマットは自由です。書くべき項目は入国日、帰国日、志望理由、一年間の活動予定、帰国後の予定です。あくまでも予定なので想像で記入していきましょう。
ただワーホリの主な目的は観光。できるだけ観光の内容を多めに記載しておくと良いでしょう。1か月につき3~4つほどを箇条書きに書いていきましょう帰国後の予定には「ワーホリの経験を生かして…」という内容のものがあればより良いとのことです。
この活動計画書は韓国に入国後に外国人登録証明書を発行する際の提出物でもあるので、韓国語で作成してコピーしておくと便利です。
5. 往復長期航空券の復路日程は1年後でなくてもOK
Eチケットのコピーを準備する以外にも注意事項がいくつかあります。ワーホリビザは期限が1年なので復路の航空券の日程が1年後でないといけないと思いがちですが、最低3ヶ月以上先のものであれば申請は通るようです。
また申請後にチケットを変更したりキャンセルも可能です。オープンチケットだと復路の日程がきちんと出ていない場合、申請が通らないのであまりおすすめしません。復路が3ヶ月以上先のもの、往復の日程が決まっているもの、Eチケットのコピー。これさえ守るようにしましょう。
6. 費用は1年間で約150万円は見積もっておこう!
費用を見ていきましょう。居住形態、携帯のプラン、就学の場合は学費等1年の過ごし方にもよりますが、1年間で最低150万円を見積もっておきましょう。ソウルの家賃の相場はコシウォンで月4万円前後、ワンルームやオフィステルで月8万円前後です。(保証金は50万円~100万円程です)
また、学費は民間の学校で1か月4~7万円、語学堂で1学期(3ヶ月間)14万円~20万円です。なお大学や語学学校の学費については以下に詳しくまとめていますので、合わせて読んでみてください。
また、携帯プランは3千円前後ほど見ておくと安心です。韓国はフリーWi-Fiが街のあちこちに設置されているので、それらを利用すると安く済むかもしれません。バイトを考えている方もいらっしゃると思います。ソウルの最低賃金は2019年時点で時給8,350ウォンです。
7. 韓国でのワーキングホリデーの体験談
筆者は韓国語留学を終えた後、韓国語のスキル向上のためにワーホリビザで再び韓国に滞在しました。バイトで語学堂で習った韓国語を毎日使うことができたのは今でもいい経験となっています。韓国ならではの仕事スタイル、ビジネスシーンにおける韓国語を身につけることができたのは大きかったです。
もちろん初めてのことだらけで失敗もたくさんしましたが、日本との違いを留学時代以上に肌で感じることができましたし、自分の考え・視野を広げるきっかけにもなりました。とにかくワーホリ期間中はバイトでも旅行でも、アクティブに行動すること。これにつきると思います!
なお、韓国の就職事情については以下で特集しているので、こちらも一読してみてください。
8. ワーキングホリデービザで渡韓前にしておくべきこと
渡韓前には最低ハングルを読める程度に必ず韓国語の勉強をしておきましょう。ワーホリは1年と期間が決められているビザです。その中で韓国生活を思いっきり楽しむためには言語は必須。
しかし韓国語を全くわからない状態で行ってしまうと初めの何ケ月かは韓国語だけに時間が取られかねません。韓国語の初級は日本語使用者なら独学できるほど学びやすい言語です。1年間という時間を有効に過ごすためにも、このサイトを参考にしながらぜひ事前に韓国語を勉強してから渡韓してください。
なお、韓国語のレベルをチェックするTOPIKについては以下の記事に攻略法をまとめていますので、こちらも読んでみてください。
まとめ
いかがでしたか?
渡韓後まずは外国人登録証明書の発行が最優先です。これを受け取る前に海外に出国してしまうとワーホリビザが無効になってしまいます。生活のあらゆる場面で必要となるのですぐに申請しましょう。
1年間は長いようであっという間です。事前に計画をしっかり立て、韓国生活を有意義に過ごしましょう。
韓国にワーキングホリデーで住もう!経験者に聞く8つの注意事項!
1. まずはワーキングホリデービザについて知ろう!
2. ワーキングホリデービザの取得条件、まずは年齢確認を‼
3. ワーキングホリデービザの申請書類について
4. 活動計画書は韓国語で作成するべし!
5. 往復長期航空券の復路日程は1年後でなくてもOK
6. 費用は1年間で約150万円は見積もっておこう!
7. 韓国でのワーキングホリデーの体験談
8. ワーキングホリデービザで渡韓前にしておくべきこと