韓国の映画館は、観客の雰囲気や施設、映画館フードまで日本と違うところがいくつかあり面白いです。そこで今回は、現地在住の筆者が現地の映画館事情について詳しくご紹介します。最近は日本映画も公開されることも多くなりましたので、ぜひ今回の記事を参考に現地の映画館にも足を運んでみてくださいね。
韓国の映画館とは?在住者に聞く7つの特徴!
1. 韓国もシネマコンプレックスを利用するのが主流
韓国でも日本のようにシネマコンプレックスを利用して、映画鑑賞を行うのが一般的です。大手のシネマコンプレックスには、ロッテシネマ、MEGABOX、CGVなどがあり、主要都市には至る所に存在しています。その他にも日本のように普通の映画館も多数存在しています。
また、仁川空港(インチョン)第一ターミナル内には、CGVが入っており、フライト待ちの時間に楽しめるようになっています。「空港に早く着きすぎた!」という方は、立ち寄ってみてくださいね。
なお、仁川空港については以下で特集していますので、合わせてチェックしてみてください。
2. チケット代が安い
日本に比べてチケット代が安い韓国。上映時間や席によって料金が異なりますが、一番安いものだと650円程度から映画を楽しむこともできます。そのため、日本よりも気軽に映画に行く人も多く、筆者の友人の中には暇だからと映画館に行く人もいるほど。チケット代が安いので、学生デートでも定番のスポットになっており、休日は若いカップルがたくさんいます。
なお、韓国では公園も人気デートスポットの1つ。以下の記事では現地のおすすめ公園をご紹介していますので、旅行前にぜひチェックしてみてください。
3. 座席は全席指定!
日本は自由席となっているところもありますが、韓国は全席指定となっています。チケットを取ると、その中に席の番号まで記載されていますので、そこに行って座ってくださいね。
また、全席指定なので席によってチケットの料金が異なります。前の席や端の席になるほど安く、真ん中席になるほど値段が上がりますが、高くても1,000円程です。どちらにしても日本よりはとても安いので、ぜひ真ん中の席を指定してみてくださいね。
4. 食べ物の持ち込み可!
なんと韓国の映画館は、飲食物の持ち込みが可能。というのも、映画館で販売されているポップコーンや飲料の値段が高いということで、持ち込みが公的に認められました。しかしながら、臭いがキツイものを持ち込んだりする人もおり、中にはジャージャー麺を持ち込む人もいるという話も聞くほど。そのため、ミニシアターなどでは持ち込み禁止になっているところもあります。
しかし、自由と言われても音や臭いなどなかなかマナーを考えながら、食べ物を準備してくるのもなかなか大変ですよね。そんなときはやっぱり映画館フードのお世話になるのもおすすめです。
5. 日本とは異なる映画館フード
韓国でもポップコーンやコーラなどの飲み物はとても一般的で、多くの人が注文します。その他に韓国独特のフードといえば「イカ」!昔は映画館の前に干物屋台が並んでおり、イカの干物をつまみに映画を鑑賞していたので、その名残と言われています。
最近はスルメではなく、一夜干しにしてあるイカをバターなどで炒めたものが人気です。また臭いも控えめになっているので、そんなに気になりません。
そして、もう1つ韓国定番映画館フードといえば、チキンとポテト。チキンが大好きな韓国人は映画館でもチキンを食べるんです。他にもプレッツェルや、ケバブなど、メニューが豊富に用意されているので、好みのものを見つけてくださいね!
6. デートならカップル席が絶対おすすめ
韓国ではカップルシートが設置してある映画館も多く、二人掛けのソファのような席で、寄り添いながら映画を楽しめるようになっています。その中にはボックスタイプになっているものも多く、完全に2人の世界に浸れるのでデートには持ってこい!リクライニングタイプのシートもあったり、ブランケットを貸してくれたり、中にはグラスワインや軽食をオーダーして、食事も楽しみつつ映画も楽しめるようになっています。
また、マットレス会社とコラボして、実際にベッドに横になって楽しめる映画館も存在し、とても人気のデートスポットになっています。ベッドで横になって大画面で映画を恋人とみるなんて、とても素敵なデートになりそうですね。
7. 韓国ならではの映画館も存在する!?
北朝鮮との境界線地域の兵士のために、基地の近くに映画館があるところが多くあります。筆者も軍人家族になりますので、近くにほぼ軍人しか使用しない映画館があります。もちろん基地内にあるわけではないので、一般人も利用することができます。
この映画館は他の映画館よりもチケット料金が安いのも特徴で、徴兵中の兵士達はたまに軍が引率してバスで映画鑑賞に向かうので、周りが全て戦闘服の軍人さんだったということもあるかもしれません。
前線地域に芸能人が派遣され、その人達の基地見学に来られる方や、北朝鮮との関係緩和によりDMZ地域が一部開放され観光も盛んになってきていますので、ぜひ日本から前線地域に来られた方は立ち寄ってみてくださいね。軍服好きには穴場かもしれません!
まとめ
いかがでしたか?
日本と異なる文化が垣間見れてとても面白いですよね。また、韓国はなんでも早く早くという性格の方が多いので、日本と異なりエンドロール5秒前くらいから会場が明るくなり、スタッフの方がドアを開け始めます。エンドロールは見ることなくお客さんは退場し、エンドロール中に掃除が始まりますので、驚かないでくださいね!
また、チケットの購入の仕方などは日本と同じで、チケット売り場横の自動購入機を使用するか、カウンターで購入するか、インターネットで予約購入という形になっています。韓国語ができなくても、身振り手振りで購入も可能です。
また、韓国のほうが日本よりも最新作の公開が早い場合も多いので、ぜひ韓国で映画館を楽しんでみてくださいね!
韓国の映画館とは?在住者に聞く7つの特徴!
1. 韓国もシネマコンプレックスを利用するのが主流
2. チケット代が安い
3. 座席は全席指定!
4. 食べ物の持ち込み可!
5. 日本とは異なる映画館フード
6. デートならカップル席が絶対おすすめ
7. 韓国ならではの映画館も存在する!?