数字に関しては、韓国でも中国から伝わった漢数字を使っています。発音も日本の数字の発音と少し似ていますので、読み方さえ覚えれば韓国語の数字はわりと簡単に覚えることができます。数字はコミュニケーションの基本となるものですから、ぜひ覚えておきたいですね。そこで今回は、韓国語の「数字」の読み方について徹底分析します。
韓国語では日本語と同じように「いち、に、さん」と数える漢数詞と「ひとつ、ふたつ、みっつ」と数える固有数字があります。ただ、日本語と違う点は、単位によって漢数詞と固有数詞を使い分けることです。固有数詞は単位がつくと形が変わる場合もありますので注意が必要です。詳しく見ていきましょう!
韓国語の数字の読み方徹底分析!初心者が覚えるべき8つのコツ!
1. 韓国語の10までを覚えてみましょう(漢数字)
最初に、日本語の1(いち)、2(に)、3(さん)にあたる漢数字を覚えてみましょう。
0/영/ヨン
1/일/イル
2/이 /イ
3/삼/サム
4/사/サ
5/오/オ
6/육/ユク
7/칠/チル
8/팔/パル
9/구/ク
10/십/シップ
2. 11から19までの漢数字を覚えましょう
11から19までの数字は、日本語と同じように11(じゅういち)、12(じゅうに)、13(じゅうさん)と十をつけてよびます。1から9の数の前に、韓国語で10を意味する십(シップ)をつけるだけです。ただ、10십は、パッチムなので、次に母音が来るとリエゾンが起こります。この点にだけ注意して読んでみましょう。
11/십일/シビル
12/십이/シビイ
13/십삼/シプサム
14/십사/シプサ
15/십오/シボ
16/십육/シプリュク
17/십칠/シプチル
18/십팔/シプパル
19십구/シプク
3. 20から99までの漢数字を覚えましょう
20(にじゅう)、30(さんじゅう)、40(よんじゅう)なども上記と同様に、1から9の数字の前に韓国語で20、30、40を意味する言葉をつけるだけです。さっそく見てみましょう。
21/이십일/イシプイル
22/이십이 /イシビ
23/이십삼 /イシプサム
24/이십사 /イシプサ
25/이십오/イシボ
26/이십육/イシプリュク
27/이십칠/イシプチル
28/이십팔/イシプパル
29/이십구/イシプク
ちなみに、20(にじゅう)、30(さんじゅう)、40(よんじゅう)などの大台はこのようになります。
20/이십/イシプ
30/삼십/サムシプ
40/사십 /サシプ
50/오십/オシプ
60/육십/ユクシプ
70/칠십/チルシプ
80/팔십/パルシプ
90/구십クシプ
4. 百から兆までの単位
ここで単位でよく使われるものの読み方を見てみましょう。
百/백/ペク
千/천/チョン
万/만/マン
億/억/オク
兆/조/チョ
日本語の場合、100は「いっぴゃく」とは言わず「ひゃく」、1000は「せん」と言いますが、韓国語の場合も1にあたる일(イル)はつけません。ただし、日本語の場合は、1万を「いちまん」一億を「いちおく」と言いますが、韓国語では万や億にも1にあたる일(イル)をつけませんので注意しましょう。
5. 韓国語の10までを覚えてみましょう(固有数字)
それでは、次に固有数字を覚えましょう。日本語の1(ひとつ)、2(ふたつ)、3(みっつ)にあたる数字です。
1/하나/ハナ
2/둘/トゥル
3/셋/セッツ
4/넷/ネ
5/다섯/タソ
6/여섯/ヨソ
7/일곱/イルゴッ
8/여덟 /ヨドル
9/아홉/アホッ
10/열/ヨル
6. 11から19までの固有数字を覚えましょう
固有数字でも漢数字と同じように、1から9の数の前に、韓国語で10を意味する열(ヨル)をつけます。ただ、열/ヨル/10はパッチムなので、次に母音が来るとリエゾンが起こります。この点にだけ注意して読んでみましょう。
11/열하나/ヨルハナ
12/열둘/ヨルトゥル
13/열셋/ヨルセ
14/열넷/ヨルネ
15/열다섯/ヨルタソ
16/열여섯/ヨルヨソ
17/열일곱/ヨルイルゴップ
18/열여덟/ヨルヨドル
19/열아홉/ヨルアホ
なお、リエゾンについては以下で詳しく解説していますので、合わせて読んでおくことをおすすめします。
7. 20から99までの固有数字を覚えましょう
漢数字で覚えた法則を固有名詞に当てはめると、2の둘(トウル)と10の열(ヨル)を組み合わせて、둘열(トウルヨル)となりますが、固有名詞ではそうはなりません。日本語では10(とお)までしかありませんが、韓国語の固有名詞は99まで存在するのです。20から90までの固有名詞も覚えて組み合わせましょう。
20/스물/スムル
30/서른/ソルン
40/마흔/マフン
50/쉰/スィン
60/예순/イェスン
70/일흔/イルン
80/여든/ヨドウン
90/아홉/アホ
100以降の数字は漢数字と同じです。
8. 序数の読み方、分数の読み方も覚えておくと上級者
序数には、助数詞(個、本、枚などの数を表わす語)が多く、場合により漢数詞と固有数詞を使い分ける特徴があります。なお、日本語の「~番目」という表現は、「固有数詞+째(チェ)」または「固有数詞+번째(ボンチェ)」となります。
その他、人数には명/ミョン/名、時間には시/シ/時をつけ、個数には개/ケ/個をつけて数えます。ただし、하나(ハナ)は한(ハン)に、둘(トウル)は두(トゥ)、셋(セッ)は세(セ)に、넷(ネッ)は네(ネ)に変わります。
また、分数の読み方ですが、日本語の分を漢字読みするだけです。韓国語では분/ブン/分と呼びます。두분의 일/トゥブネイル/二分の一と呼びます。
まとめ
いかがでしたか?
韓国へ行くと、食事をしたり、ショッピングをする機会もありますよね。そんな時、自分で注文できると韓国の人とコミュニケーションもとれ、より思い出深い韓国滞在となりますよ。簡単な数字を覚えて、韓国旅行の際にぜひ役立てください!
韓国語の数字の読み方徹底分析!初心者が覚えるべき8つのコツ!
1. 韓国語の10までを覚えてみましょう(漢数字)
2. 11から19までの漢数字を覚えましょう
3. 20から99までの漢数字を覚えましょう
4. 百から兆までの単位
5. 韓国語の10までを覚えてみましょう(固有数字)
6. 11から19までの固有数字を覚えましょう
7. 20から99までの固有数字を覚えましょう
8. 序数の読み方、分数の読み方も覚えておくと上級者